CPMとは?CPCとの違いとは?よく聞く広告用語を徹底解説

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Web広告に触れるとよく目にする「CPM」や「CPC」といった用語。この記事では、それぞれの意味や違い、活用法についてわかりやすく解説します。

もくじ

  1. CPMとは
  2. CPMの計算式
  3. CPMと似た用語との違い
  4. CPMのメリット・デメリット
  5. CPM課金の費用対効果を高めるためには?
  6. まとめ

◆CPMとは

CPM(Cost Per Mille)は、Web広告における料金体系のひとつで、広告が1,000回表示されたときに発生する費用を指します。日本語では「インプレッション単価」とも呼ばれ、表示回数に応じて課金されるシンプルな仕組みです。

◆CPMの計算式

CPMは以下の式で計算されます:

CPM = 広告費 ÷ 表示回数 × 1,000

掲載するメディアや広告の形式によって相場は変動しますが、一般的には10〜500円程度が目安とされています。

◆CPMと似た用語との違い

CPMと混同されやすい用語には、以下のようなものがあります。

CPCとは

CPC(Cost Per Click)は、広告がクリックされるたびに費用が発生する課金方式で、「クリック単価」として知られています。表示された回数ではなく、実際のクリックに基づいて課金される点が特徴です。

CPC = 広告費 ÷ クリック数

CPMは「表示回数」、CPCは「クリック数」に対する課金という違いがあります。

eCPMとは

eCPM(effective Cost Per Mille)は、実際に採用している課金方式に関係なく、1,000回の表示あたりの実質的な費用を算出する指標です。

たとえば、CPCで広告運用を行っていて、1,000回表示中10クリック(CPC30円)を獲得した場合、eCPMは「30円×10回=300円」となります。

CPVとは

CPV(Cost Per View)は、動画広告で1回視聴されたときに発生する費用を示します。YouTube広告などに多く用いられ、表示ではなく「再生」に基づいて課金される点が特徴です。

CPV = 広告費 ÷ 動画再生回数

vCPMとは

vCPM(viewable Cost Per Mille)は、実際にユーザーが広告を「視認可能な状態」で1,000回表示された場合の費用を表します。単にページに表示されただけでなく、ユーザーの画面に確実に表示された回数に基づいて課金される仕組みです。

◆CPMのメリット・デメリット

CPMのメリット

CPMでは、クリック数に関係なく表示回数によってのみ課金されるため、多くのクリックが期待できる広告においては費用を抑えることができます。特に、ブランド認知や訴求力の強いクリエイティブと相性が良いです。

CPMのデメリット

逆に、広告が表示されてもクリックされなければ成果が得られないため、ターゲティングが甘い場合や興味を引けない広告だと費用対効果が悪化するリスクがあります。

◆CPM課金の費用対効果を高めるためには?

CPM課金を効果的に運用するためには、まず「何のために広告を出すのか」という目的を明確にすることが重要です。ブランド認知を広げる目的に向いており、ターゲティングの精度や広告内容の工夫が費用対効果を左右します。

また、競合が少ないジャンルでの出稿や、配信範囲を広げることでCPM単価を抑えることも可能です。ただし、ターゲットから外れるリスクもあるため、バランスが求められます。

◆まとめ

CPMは、Web広告の基本的な課金方式のひとつで、広告の表示回数に対して費用が発生する仕組みです。クリック数に関係なく課金されるため、ブランド認知やリーチ拡大を目的とした広告に適しています。

一方で、クリックやコンバージョンを重視する場合にはCPCや他の課金モデルとの使い分けが重要になります。それぞれの用語の意味や違い、適した活用場面を理解することで、広告運用の費用対効果を大きく高めることができるでしょう。

広告の目的と特性に応じて、最適な課金方式を選び、効率的なマーケティングを実現しましょう。

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