Web業界では、WebサイトやWebマーケティングにまつわる用語が日常的に飛び交っています。
加えて、成長スピードが早く、目まぐるしく周辺環境が変化していく業界でもあります。
聞き慣れない単語に頭を悩ませているWebマーケティング担当者もいるのではないでしょうか。
また、会議や顧客との打ち合わせの中で知らない単語があるとコミュニケーションを上手く取れないこともあります。
そこで今回は、Webマーケティング担当者が覚えておきたいマーケティング用語について、最低限知っておいたほうがいい基本的な用語をご紹介します。もくじ
◆目標に関する基本用語
・KPI
「KPI」とは、「Key Performance Indicator」の略で、「重要業績評価指標」という意味です。
定められた目標を達成するために取られている手段が、きちんと機能しているかどうかを評価するための指標のことです。
・KGI
「KGI」とは、「Key Goal Indicator」の略で、「重要目標達成指標」という意味です。
KPIが目標達成までのプロセスを見ているのに対し、KGIは最終的な目標を達成できているのかを見ています。
KGI達成のためにプロセスごとに設定される指標がKPIです。
◆効果に関する用語
・ROI
「ROI」とは、「Return On Investment」の略で、「投資対効果」という意味です。
投資したコストに対する利益の割合のことを言います。
・ROAS
「ROAS」とは、「Return On Advertising Spend」の略で、「広告費用対効果」という意味です。
投資した広告費に対する売り上げの割合を指します。
ROI(%)は「利益÷投資コスト×100」、ROAS(%)は「広告経由の売り上げ÷広告費×100」で求めることができます。
◆指標に関する用語
・CV
「CV」とは、「Conversion」の略で、Webマーケティングの世界では、Webサイトの達成したい地点のことを指し、資料請求・会員登録・購入、イベントやセミナー参加などがCVに該当します。
・PV
「PV」とは、「Page View」の略で、「ページビュー」または、「アクセス数」という意味です。
WEBサイト全体の閲覧されたページ数を指し、一般的にPV数が高いWEBサイトほど価値があるとされています。
・UU
「UU」とは、「Unique User」の略で、WEBサイトを訪問したユーザー数を指します。
一定期間に同じユーザーが何度Webサイトを訪問しても1とカウントします。
・IMP
「IMP」とは、「impression」の略で、「広告露出・掲載・表示回数」という意味です。
Webサイトに広告が掲載された回数を指します。
ユーザーがWebサイトを訪れ、広告が1回表示されたら「1インプレッション(1imp)」という表現をします。
◆費用に関する用語
・CPA
「CPA」とは、「Cost Per Acquisition」の略で、「顧客獲得単価」という意味です。
1件のコンバージョンを得るための広告コストを指します。
1,000円で目標を1件達成出来たら、CPA=1,000円という表現をします。
またCPAは広告掲載料÷目標達成数で求められます。
・CPC
「CPC」とは、「Cost Per Click」の略で、「クリック率」という意味です。
1クリックあたりの費用を指し、広告掲載料÷クリック数で求めることができます。
・CPM
「CPM」とは、「Cost Per Mille」の略で、「インプレッション単価」という意味です。
1,000回表示あたりの費用を指し、広告掲載料÷imp×1,000で求めることができます。
◆割合に関する用語
・CVR
「CVR」とは、「Conversion Rate」の略で、「コンバージョン率」という意味です。
ユーザーが広告を何回クリックして1CVあったかという指標で、CV数÷クリック数で求められます。
1,000クリックで10CVの場合にはCVR=1%となります。
・CTR
「CTR」とは、「Click Through Rate」の略で、「広告のクリック率」を指します。
クリック数÷インプで求めることができます。
1,000回表示されて10回クリックされたら、CTR=1%となります。
◆「直帰率」と「離脱率」
「直帰率」とは、ユーザーがWEBサイトに訪れてから他のページは見ずに離れていってしまう訪問者の割合を指します。
一方、「離脱率」とは、該当ページのPVに対して、該当ページがセッションの最後の閲覧ページとなる割合です。
例えば、直帰率が80%を超えている場合は訪問者が満足する情報を提供出来ていないか、キーワード選定が誤ってる可能性が高いと考えられます。
直帰率と離脱率を見ることにより、ユーザーの興味・関心を把握し、Webマーケティング施策に反映させることができます。
◆まとめ
Webマーケティングの世界には、多くの専門用語が出てきます。
すべての用語を覚える必要はありませんが、Webマーケティング施策の効果測定および改善のためにも、最低限、今回紹介したWeb広告やIT用語の意味は把握しておくことが大切です。
また、打ち合わせや会議の際に困らないよう、知らない用語はご自身でも意味をしっかり調べることをおすすめします。