Webデザイナーなら知っておくべき。画像の著作権、フリー素材の注意点。

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Web制作をしていると、サイトやランディングページの制作時に、インターネットサイトから写真やイラストの素材をダウンロードし利用する機会は多いと思います。
フリー素材も数多くあり、簡単にダウンロードできてしまうため、著作権という概念を曖昧に捉えがちになってはいないでしょうか。

今回は、理解をしておくべき画像素材等の著作権、フリー素材を使用する時の注意点について紹介します。もくじ

  1. 画像の著作権とは
  2. フリー素材を使用する時の注意点
  3. 「商用利用」「改変」「ロイヤリティフリー」とは
  4. まとめ

◆画像の著作権とは

著作権とは、写真や素材等に報酬として受け取ることのできる財産上の利益を作成者に保証するための権利になります。
他人による著作物の無断コピー(有形的に複製する事)をさせない権利になります。

著作権のあるものを著作者の許諾を得ること無く使用する行為は著作権の侵害に当たります。

◆フリー素材を使用する時の注意点

Webサイトから画像をダウンロードしたら、その画像素材を利用する前にに素材掲載元の利用規約を確認しましょう。
同じフリー素材Webサイト内の画像でも、画像の加工が認められている素材と認められていない素材があります。
画像加工の有無やクレジット表記といった義務や素材掲載元へのリンク掲載義務などの利用する際の条件が付けられていることもあります。
個人利用で使用するなら無料であっても、商用利用の場合は使用不可、といったフリー素材も数多く存在します。

フリー素材を企業サイトの制作や商用利用する場合は特に注意が必要になります。

◆「商用利用」「改変」「ロイヤリティフリー」とは

素材検索している際、「商用利用可」「ロイヤリティフリー」「再配布禁止」などといった言葉をよく目にすることがあるかと思います。

これらの言葉がどのようなことを意味するかについて紹介します。

・商用利用
利用者が商品やサービス、WEBサイトの制作において、利益を得ることを目的に利用することをさします。

商用利用可能とは「著作権者によって禁止されている項目」にあたらない範囲において、個人利用、クライアント先への提供などの目的のため、広告等の印刷物、WEBサイト等のコンテンツ、映像、ソフトウェア等の制作上の一部要素として利用できる、ということを示します。

・改変
改変とは、例えば、元々の人物画像素材に吹き出しとしてセリフをつけ加える、など元々の素材に編集を加えることをさします。
この場合において許可されているもの、されていないものがあります。

・ロイヤリティフリー
ロイヤリティとは特定の権利を利用する利用者が、著作権を持つ者に支払う報酬=利用料(ライセンス料)のことを示します。

「ロイヤリティフリー」とは、様々な用途に使用でき、手間のかかる使用用途の申告や使用期限の更新手続きが不要、利用規約の範囲内であれば加工が自由、というものになります。

・再配布禁止
再配布とは作成者ではない別のユーザーが、別の場所で素材を配布することをさします。
その行為を禁じる場合に「再配布禁止」の表記がされています。

◆まとめ

インターネット上のフリー素材は魅力的ですが、利用規約を理解せずに使用することはトラブルに発展するケースもあるため、慎重さが必要です。

素材の利用可能範囲をよく確認した上でWeb制作に使用するようにしましょう。