プロダクトや映像などの分野ではよく「アワードを受賞した作品」というのを目にしたり、聞いたりします。
しかし、Webデザインにおいてはあまりそういった受賞は聞かないような気がします。
でも実は、Webデザイン関連のコンテストやアワードは、たくさんの種類があります。
クリエイターやデザイナーが日々技術を磨き、生み出した作品の出来を競うこのコンテストやアワードは、入賞できれば自分のスキルの証明になり、活動の幅を広げられるだけでなく、自分の作品を多くの人に知ってもらう機会を得ることもできます。
今回は代表的なWebデザイン関連のコンテストやアワードをご紹介します。もくじ
◆Yahoo! JAPAN インターネット クリエイティブアワード
Yahoo!JAPANが主催する、Webデザインを含めITを使ったクリエイティブ作品が対象のアワードです。
日本では最も有名なWebのアワードで、2006年から始まりクリエイターが技術とセンスを競うデザインコンテストとして、毎回多くの参加者が応募しています。
プロアマ問わず、「一般の部」「企業の部」に分かれており、一般の部では「アドクリエイション部門」「アプリ部門」「イノベーション部門」、企業の部では「アド・キャンペーン部門」「サービス・コンテンツ部門」「イノベーション部門」が設けられています。
個人としても、企業としてもエントリーができるので、誰でも参加がしやすく大変人気のアワードとなっています。
受賞作品はYahoo! JAPAN インターネット クリエイティブアワードの公式サイトで発表・公開されます。
◆AWWWARDS
世界でもっとも有名なWebデザインのアワードがAWWWARDSです。
Webデザインのみに特化していて、世界中のWebサイトをWebデザイナーが採点するコンテストサイトです。
AWWWARDSにログインすれば、誰でも気に入ったWebサイトに投票することができ、評価項目は「デザイン」「クリエイティビティ(創造性)」「ユーザビリティ(使いやすさ)」「コンテント(内容)」の4つとなっています。
AWWWARDSではWebデザインに関連する賞として、「Site of the Day」「Site of the Month」「Sites of the Year」を設けています。
Site of the Monthに選ばれたWebサイトのうち、特に優れていたサイトがSite of the Yearにノミネートされ、その年の1番のWebサイトに選ばれます。
◆グッドデザイン賞
Gのロゴマークでおなじみの、グッドデザイン賞。
一度は耳にした事がある方も多いのではないでしょうか。
よくプロダクトで目にするグッドデザイン賞ですが、実はWebデザインもエントリーできます。
応募条件は、「ユーザーが購入・利用できるものであること」「受賞発表日に公表できること」「グッドデザイン賞受賞展で公開展示できること」となっており、グッドデザイン賞を受賞すると「Gマーク」の利用が認められ、優れたデザインであることを証明することができます。
◆ CSS Winner
世界的に有名なWebデザインのアワード、CSS Winner。
世界中のデザイナーや開発者たちのWebサイトを「デザイン」「機能性」「使いやすさ」「内容」の観点から審査し評価得点は、20%が一般投票、80%は審査員の投票によって決まります。
作品を応募するには、最初ノミネート作品として評価を待ち、その後一定の評価を得た作品はCSS Winnerのオンラインギャラリーに掲載されます。
受賞した場合には証明書が発行され、自分の実績をアピールすることができます。
◆まとめ
Webデザインにも様々なアワードがあり、国内外かかわらず世界各国からWebデザイナーが作品を応募しています。
参加するのはもちろん、見ているだけでも勉強になるのも魅力のひとつです。
また、将来的にWebデザイナーを目指している方は、就職や転職の際にポートフォリオや制作実績の提示が求められる事が多くなります。
その際に自分のデザインスキルの高さをアピールするために、コンテストやアワードの受賞履歴は大きな武器となります。
是非これからのデザイン制作に今回の内容を活かして、アワードの受賞を狙いましょう。