「UXデザイン」は近年のビジネスの中で重要視されるようになっています。
しかし、「UXデザイン」とは具体的にどういった考え方なのかわからないという方も多いのではないでしょうか。
今回はUXについて、そしてUXデザインの成功例をご紹介します。
もくじ
◆UXデザインについて
UX(ユーエックス)とは、User Experience(ユーザーエクスペリエンス)の略で、日本語では「ユーザー体験」と訳します。
ユーザー体験とは、ユーザーがサービスや製品を利用することにより受ける印象を指します。
そして、それらのユーザー体験をデザインすることを「UXデザイン」と呼びます。
UXデザインの考え方はシステムや製品などの開発で用いられる考え方です。
UXの構成要素としてUI(ユーザーインターフェース)というものがあります。
UIは、製品の形や操作画面などを指しており、UXはそれらを利用した際にユーザーが抱く感覚や感情を指します。
UIとはUXを向上させるための要素の一つです。
◆UXデザインの成功例
Airbnb
Airbnbとは、世界各国の人が宿泊施設を探したり提供したりできるオンラインプラットフォームです。
Airbnbの成功ポイントは、ユーザーにとって使いやすく、信頼ができるような設計をされていることです。
具体的には以下が挙げられます。
・目的地や日程などの条件検索が簡単であること
・宿泊施設などの概要ページには写真やレビュー、ホスト情報などを豊富に掲載されていること
Amazon
Amazonとは、世界最大級のオンラインショッピングサービスです。
Amazonの成功ポイントは、ユーザーにとって快適かつ円滑に購買体験ができるものになっていることです。
具体的には以下が挙げられます。
・商品名やカテゴリーなどの検索条件を簡単に設定できること
・ユーザーの購買履歴や傾向に合わせておすすめ商品やキャンペーン情報が表示されること
・ユーザーが簡単に購買できるデザインにしていること
LINE
LINEは2023年12月時点でユーザー数は9,600万人で、爆発的なヒットを記録しているメールアプリです。
LINEの成功ポイントは、従来のメールアプリよりも気軽に会話することができるものになっていることです。
具体的には以下が挙げられます。
・従来のメールアプリでは自分が送ったメッセージと相手から受信したメッセージはそれぞれ別のフォルダに格納されていたが、LINEではメッセージのやり取りを一つの画面で確認することができること
・スタンプやグループ機能により、言語に頼りきらない気軽なコミュニケーションが行うことができること
◆まとめ
今回はUXの解説と身近にあるUXデザインの成功事例をご紹介しました。
多種多様なサービスがWebやアプリで提供されることが当たり前の時代、これまで以上にユーザー目線になって設計するUXデザインの考えはWeb制作に必要不可欠なスキルと言えるでしょう。