Webページを見ていると、ページの上部に「http://」や「https://」で始まる文字列が表示されるかと思います。このことを「URL」と呼びますが、一度は聞いたことがあるのではないのでしょうか。
しかし、「URI」という言葉はいかがでしょう。Webに関わる仕事をしている方であれば、この二つの違いを知っておくと便利です。
この記事では、「URL」と「URI」の違いについて、解説していきます。
もくじ
◆URLとURNについて
URIを知る上でまずは「URL」と「URN」について知っておくと理解しやすいかと思いますのでご紹介します。
URLとは
URLは「Uniform Resource Locator」の略で、 インターネット上のファイルやページがどこにあるのかを示す情報です。わかりやすく言い換えると「インターネット内の住所」を表しています。
例えば、Webサイト「for the win」のURLは(https://www.forthewin.co.jp/)でこれが、サイトにたどり着くための住所のようなものです。
URNとは
Web上には「URN(Uniform Resource Name)」というものもあります。これは、インターネット上で使われる特定の名前や番号を指し、識別するために使われます。例えるとすれば、どの本かを識別するための「ISBN」と呼ばれる英数字の識別番号のようなイメージです。
ただ、URNはURLとは違い、一般のユーザーが直接目にすることは少ないので、Web側で認識される名前という風に覚えると良いでしょう。
◆URIとは
ここまでの内容を踏まえた上でURIとは何のことかをご説明します。
URIとは「Uniform Resource Identifier」の略で、インターネット上にあるすべてのリソース(ファイルやページなど)を識別するための名前や住所で構成されています。つまりURIは、Webページの「住所」であるURLと、特定の「名前」であるURNの両方がまとまった総称のことになります。
URLとURNを囲う大枠がURIなのでURL・URN=URIと考えることもできますね。
◆URIを知っておくことのメリット
一般的に「https://www.forthewin.co.jp/」はURLと呼ばれていますが、正確には「URI」となります。エンジニアなどの専門職の方は「URI」と呼ぶことが多いため、仮にエンジニアとお話をする際、「URI」、「URL」、「URN」の三つの違いを理解しているだけでも共通認識が持ちやすく、スムーズなやり取りができるかと思います。
◆まとめ
「URL」、「URN」、「URI」は、インターネット上の情報を特定するための重要な概念です。それぞれの役割や意味を理解することで、Webに関する知識が一層深まり、今後の業務や学習に役立つことでしょう。