ユニークユーザー(UU)とは、サイトに訪れたユーザーの人数のことを言います。
ユニークユーザー数は文字通りユニーク(一意・固有)のユーザー(人)数のことで、「何人Webサイトに訪問したか」を確認できます。1人のユーザーが複数ページを閲覧してもUUの数値は1のままなので、サイトがどれだけ人気なのかを調べるのに有効です。
この記事では、「UU(ユニークユーザー)がどんな意味なのか知りたい」「UUのカウント方法や調べ方について知りたい」「PVなど他の指標との違いを知りたい」といったお悩みを持つ方に向けて、UUの意味や注意点などを解説していきます。
もくじ
◆ユニークユーザー(UU)とは
ユニークユーザー(UU)とは、1日・1週間・1カ月など特定の期間内にWebサイトを訪れた人の数のことです。
集計期間内なら同じウェブサイトに同じユーザーが複数回訪問した場合でも、1としてカウントされます。
例えば、1週間にAさん・Bさん・Cさんの3人があるWebサイトをそれぞれAさんが1回・Bさんが3回・Cさんが5回訪問したとします。
この時のUU数は訪れた回数に関係なく人数でカウントされるため、UU数は合わせて3ということになります。
閲覧した回数に左右されず人数を把握することができるので、UUが増えるとそのWebサイトのファンのが増えたと判断することができます。サイトに興味をもっている人がどれくらいいるのか明らかになるので、実際にWebサイトがどれぐらいの人気を誇っているのかを知るためのよい指標と言えるでしょう。
◆PVやセッション数など他の指標との違い
UUは、サイトが閲覧された回数を示すページビュー(PV)やユーザーがWebサイトを訪れた回数を示すセッション数と混同されてしまうことがあります。
PVとは、「ページビュー」の略で、ウェブページが表示・閲覧された回数を表します。
例えば、Aさんが5回、Bさんが3回サイトを訪れた場合のPVは閲覧数の合計である8になります。
PVは「ページがどれくらい表示・閲覧されたのか」を確認できるので、人数単位ではなく表示回数が気になる場合はPVを見るとよいでしょう。
セッションとは、ユーザーがサイトを訪れた回数のことを指します。
セッション数とはユーザーがサイトを訪問した回数を意味し、別名「訪問数」とも呼びます。
例えば、1ヶ月にAさんが10回サイトを訪問したとします。この場合のセッション数は10となります。
セッションはユーザーが何回どのページを閲覧したかには関係ないのでPVとも違うということになりますね。
その他の間違いやすい用語
アクティブユーザー
アクティブユーザーとは、ある一定の期間においてアプリやWebサイトを利用したユーザーの数のことを言います。特に何らかのサービスを提供しているサイトや、ソーシャルメディアサイトなどを積極的に利用しているユーザーを指すのが一般的です。こアプリをダウンロードした数や登録ユーザー数とは異なり、実際にアプリやWebサイトを利用した場合のみユーザーとしてカウントされます。
ユニークブラウザ
ユニークブラウザとは、ウェブサイトを訪れた人数、特に訪れたブラウザ数のことを表します。
UUと同じように人数を示す指標ではありますが、同一ユーザーが別々のブラウザを利用して訪問した際も重複してカウントされるのがユニークブラウザです。
◆UUをカウントする方法
UUを測定する方法はアクセス解析ツールによって違いがありますが、大きく分けて3種類ほどあります。
・IPアドレス
・ホスト名
・Cookie
UU数はこれらの情報によって、このアクセスが同一個人のものであると判断しカウントしています。
ですが、もし2人の異なるユニークユーザーとしてカウントされている場合でも、1人で職場と自宅の二箇所から特定サイトにアクセスしていたり、異なるデバイスからアクセスしている場合もあり同一ユーザーの可能性があります。このようにUU数の不正確な場合もあるのでユニークユーザーは必ずしも正確な人数であるとは限りません。
◆まとめ
UUを増やすのは簡単なことではありません。Webサイトそのものに魅力がなければ訪問するユーザーの数は増えてくれないのも事実です。
ですが、UUを増やすことで流入ユーザー数が増えCVや売上が増大するほか、PV数増加で広告収入が増大する、ブランド・サービス認知が向上するなど様々な効果が期待できます。
SEO(検索エンジン最適化)やSNS(ソーシャルメディア)の運用、メールマガジンの定期配信などで効率的にUUを上げることが重要になってくるでしょう。