WebサイトのUI/UX改善で意識したい設計思考

スキルアップ

WEBサイトを改善する際、コンバージョンを増やすために、デザイン性と使い勝手が両立したUI/UXが理想です。

しかし、どのような改善方法で取り組めばいいのかわからないという方は多いのではないでしょうか。

そこで今回は、UI/UXを改善する際に意識しておきたい3つの設計思考について紹介します。

もくじ

  1. UI/UXとは
  2. UI/UXの違い
  3. UI/UXを改善する際に意識するべき設計思考
  4. まとめ

◆UI/UXとは

そもそもUI/UXとは何?という方にも向けておさらいしていきましょう。

UI

UIとは、ユーザーインターフェースの略称で、ユーザーと製品・サービスの接点を表す言葉です。

分かりやすく言うと、クリックしたくなるようなボタンやユーザーの目を引き付けるフォントなど、サイトに表示されているデザインや情報は全てUIです。

ちなみにこの単語はWeb上のみの単語ではなく、PCやタブレット、スマートフォンなどのデバイス機器の外観などにも用いられます。

UX

UXとは、ユーザーエクスペリエンスの略称で、製品・サービスを利用したユーザーが得る感情や満足度、つまり体験のことを表す言葉です。

例えば、Webサイトの読み込み時間の早さやユーザーの興味を掻き立てるようなコンテンツ、ECサイト等であればユーザーが商品を購入したいと思わせるような導線作りがUXと捉えられます。

◆UI/UXの違い

UXは、ユーザーが製品やサービスを通じて得る全体的な感情や満足度を指します。

UIは、その製品やサービスとの接点であり、ユーザーが直接操作するインターフェースの一部です。

つまり、UIはUXの一要素であり、ユーザーが製品やサービスを使用する際に経験する全体的な感覚の中で重要な役割を果たします。

いくらUIが優れたWebサイトを作ることができても、そのサイトに触れるユーザーの体験(UX)を考えられていないサイトであると、ユーザーからの評価は得られません。そのため、ユーザーニーズを理解しつつ、UXを向上させるようなUIデザインを意識することが大切です。

UI/UXを改善する際に意識するべき設計思考

実際に改善に取り組む際、どのように改善していけば良いのか。

ここで、「人間中心設計」「デザイン思考」「リーンUX」という考え方が役立ちます。

人間中心設計

人間中心設計は、デザインのプロセスをユーザーのニーズや要求を中心に据えるアプローチです。

例えば、Webサイトでは、訪問者が求める情報をわかりやすい位置に配置したり、入力を簡素化するためにフォームの項目数を減らしたりすることが考えられます。

ユーザーの体験を最優先に考えることで、使いやすいWebサイトを設計することが重要です。

デザイン思考

デザイン思考は、デザインの思考プロセスを他に応用する手法を指します。

このアプローチでは、ユーザーとの共感を起点としてニーズを明確にし、ブレインストーミングなどを通じて解決策を探求します。

UX・UIの改善において、未知の課題に直面した場合にも、デザイン思考を用いることで適切な解決策を見いだす可能性があります。

リーンUX

リーンUXは、”考える””作る””確かめる”というサイクルを繰り返すことで、UXを効果的に改善する手法です。

データやユーザーからのフィードバックを活用してデザインを洗練させ、時間やリソースを無駄にすることなく改善に取り組むことができます。

◆まとめ

今回はUI/UXについて紹介しました。

WebサイトのUI/UXを改善する際は、人間中心設計・デザイン思考・リーンUXを意識して改善しましょう。

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