SBO(検索窓最適化)とは?サイトの回遊率UPの為にやるべきこと

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Web担当者であれば、SEOやSEM、LPOという言葉は聞き慣れた言葉だと思いますが、SBOという言葉はご存知でしょうか。
SBOの対策を行えばサイトの回遊率を高めて売り上げ貢献に寄与することができます。

今回はあまり聞きなじみのない「SBO」について概要を詳しくご紹介いたします。もくじ

  1. SBOとは
  2. SBOの実例
  3. SBOでやるべきこと
  4. まとめ

◆SBOとは

SBOとは「検索窓最適化」、「サーチボックス最適化」の意味で「Search Box Optimization」の略になります。
検索窓は入力フィールドと送信ボタンの組み合わせで、デザインは必要ないと考える人も多く、改善が後回しになりがちでしたが、実はサイトを回遊し、できるだけ滞在時間を長くさせる重要な役割を持っています。
そこで近年登場したのが「SBO」という考え方です。
情報量が多いサイトを閲覧するとき、ユーザーはなるべく労力を使わずに素早く最終目的まで辿り着けるように、検索ボックスを探します。
そのため、検索ボックスのデザインやユーザビリティーは非常に重要なポイントとなります。

◆SBOの実例

Yahoo!JAPANのトップページでは、検索窓の高さを22pxから28pxに変えるABテストを行いました。
その結果、28pxにした時は広告のクリック率が0.64%上昇しました。
たったの1%以下と思ってしまいますがその広告収入費は4億8000万円にもなりました。

◆SBOでやるべきこと

・虫めがねのアイコンを使用する
非常に基本的なことですが、検索窓のそばには常に虫眼鏡のアイコンを置くようにします。
グラフィックはシンプルなほどユーザーがアイコンを認識しやすくなりますので、虫めがねのアイコンはシンプルな概略図のアイコンを使用しましょう。

・検索フィールドは目立つように表示する
ユーザーがいち早く発見できるように、検索フィールドははっきりと目立つように表示する必要があります。
また一目見てすぐに「検索窓」だと認識できるようなわかりやすいデザインにすることも重要です。

・検索ボタンを設置する
Enterキーを押すことで代用することもできますが、ユーザーはボタンを押すことで検索が開始されるということを認識するので、Enterキーを押しても、検索ボタンをクリックしても検索できるようにすると効果的です。

・すべてのページに検索窓を置く
ユーザーは探しているコンテンツが見つからない時には、サイトのどこのページにいても検索を使用しようとします。
そのため全てのページに検索窓を置く必要があります。

・適切な場所に検索窓を設置する
検索窓を設置する場所は、できるだけユーザーが「検索窓はここにあるだろう」と予想できる位置においたほうが効果的です。

・自動推測機能をつける
自分が欲しい情報を得るためにはどの検索ワードを組み合わせればいいのか分かっていないユーザーもまだまだ多く、自動推測機能をつけて適切な検索ワードを探し出すことができるようにすることはユーザビリティーが上がると共に、サイトの離脱率の低下につながります。

◆まとめ

今まであまり重要視されていなかった検索窓ですが、改善すべきポイントがたくさんあり、検索窓を最適化すれば、ユーザーのサイト滞在時間を増やすことができます。

この機会にぜひ検索窓を見直してみてはいかがでしょうか。