Google広告で、2021年に実装された仕組みのひとつ「P-MAXキャンペーン」についてご存知でしょうか。
P-MAXキャンペーンを活用すれば、幅広いチャネルに広告を配信することができるため、コンバージョン獲得の拡大に繋がることが期待できます。
今回は、P-MAXキャンペーンについて紹介していきます。
もくじ
◆P-MAXキャンペーンとは
P-MAXキャンペーンとは、Google広告の機能の一つで、複数のチャネルに対して同時に広告を配信することができます。
従来は複数のチャネルごとにキャンペーンを分けて作成する必要がありましたが、P-MAXキャンペーンなら一つのキャンペーンで複数のチャネルに広告を配信することができるため、パフォーマンスの最大化に繋げることが期待できます。
P-MAXキャンペーンの特徴としては、新たなターゲット層にリーチすることができます。
既存のキャンペーンではリーチできなかったターゲットへ広告を配信することができるため、認知度の拡大や新規顧客獲得に繋げることができます。
また、P-MAXキャンペーンには機械の学習機能によって自動で運用を最適化してくれます。
そのため、運用の手間を省けるだけではなく、様々なチャネルにリーチを拡大することができます。
◆P-MAXキャンペーン運用の流れ
P-MAXキャンペーンは、検索キャンペーンとの併用が推奨されています。
まずは、検索キャンペーンから広告運用を開始したら、P-MAXキャンペーンの設定を行い、従来のキャンペーンと併用した運用を始めます。
P-MAXキャンペーンの役割は、広告アカウント全体のコンバージョン数を最大化することですので、既存のキャンペーンの運用を継続しながら、同時に運用しましょう。
自動最適化の影響で、成果が出るまではある程度期間がかかります。
経過をしっかりと定期的に確認し、P-MAXキャンペーンの運用をしっかりと行った上で、他のキャンペーンと成果を比較してみましょう。
P-MAXキャンペーンのコンバージョン獲得単価が、既存のキャンペーンと比較して高額になっている場合は、再設定をする必要があります。
コンバージョン獲得単価の目標値を下げるなどの調整をして、成果最大化へ繋げていきましょう。
◆P-MAXキャンペーンの注意点
P-MAXキャンペーンは便利ですが、運用する際に注意しておきたい点もあります。
まずは、手動で調整できる要素が少ないという点です。
P-MAXキャンペーンは、配信に関する設定は大体が自動化されているため、キーワードやターゲット、入札単価などを手動で調整することができません。
また、P-MAXキャンペーンを開始する際は、テキストだけでなく、画像や動画の用意も必要です。
動画素材がないという場合は、静止画やテキストが組み合わされた動画広告が自動的に生成されるので、最低でも広告用の画像は用意しておくようにしましょう。
◆まとめ
今回は、P-MAXキャンペーンについて紹介しました。
P-MAXキャンペーンを作成すれば、検索キャンペーンだけでなく、ディスプレイネットワークやYouTubeなど、Google広告全てのチャネルに広告を配信することができます。
従来のキャンペーンとの違いなどに注意しつつ、P-MAXキャンペーンの特徴をしっかりと押さえ、広告の成果を最大化させるための運用をしていきましょう。