マーケティングの施策はWebサイトやインターネットの広告などのオンラインによるものだけではなく、ターゲット層や業種によっては、オフラインのマーケティング施策が効果的になることもあります。
今回はオフラインマーケティングについて、紹介していきます。
もくじ
◆オフラインマーケティングとは
オフラインマーケティングとは、インターネットを使わずに行うマーケティングを指します。具体的なオフラインマーケティングの施策は、テレビCMや電話営業、新聞広告や郵便DMなどが該当します。
オンラインマーケティングは、広い範囲へアプローチすることが可能ですが、情報収集を自分でしている層にしか届かず、機会損失してしまうリスクがあります。対してオフラインマーケティングは、情報収集をしていない層にもアプローチが可能なため、新たな集客経路で顧客の獲得につなげることができます。
◆オフラインマーケティングの種類
オフラインマーケティングの施策にはいろいろな種類があります。施策によってアプローチできるターゲットの層や特徴が変わるため、自社の目的やターゲットに合った施策を選びましょう。
以下は主なオフラインマーケティングの施策になります。
・テレビCM
テレビ局で放映できる15秒~30秒の動画を番組の合間などに流れる広告です。圧倒的なリーチ獲得につなげることが期待できますが、その分広告費用(放映費+製作費)が高いです。
・新聞広告
新聞に掲載できる広告です。新聞社の審査が通るため、広告の信頼性が高く、企業のブランディングにつながります。ただ、リーチできるユーザー層が新聞をよく読む人に寄ってしまうため、詳細なターゲティングがとても難しいです。
・雑誌広告
特定の雑誌に掲載できる広告です。雑誌によって読者の性別や年齢層や趣味が異なるため、ユーザー層が特定しやすく、自社商材のターゲット層をピンポイントに狙った広告を打ち出すことが魅力です。
・郵便ダイレクトメール(DM)
郵便DMは、個人や法人宛に広告の印刷物を郵便で送付する施策です。チラシやパンフレットなどの印刷物を郵便受けに送付します。販促チラシのように、デザインを自由に作成することが可能なため、商品の情報や割引クーポン券を付けるなど、購買販促の手段として有効です。ただ、印刷されている内容を読まれずに捨てられてしまうリスクがあります。
◆オフラインマーケティングのコツ
オフラインマーケティングは、上の見出しで紹介した施策例から、自社商材の目的やターゲットに合った媒体を選ぶことがとても重要になってきます。
例えば、現代の若年層をターゲットにした商品の認知拡大を目的として、新聞広告を出したとしても、スマートフォンが普及した影響で新聞閲覧率が低くなってしまった現代の若年層には、あまり効果に期待できません。それよりも、若年層をターゲットにした雑誌などに広告を掲載する方が適している可能性が高いです。
ターゲット層の属性に合った媒体を選ぶことが、オフラインマーケティングを成功させるコツにつながります。
◆まとめ
オフラインマーケティングについて紹介しました。
オフラインマーケティングやオンラインマーケティング、両方の施策に取り組むことでリーチの獲得が多くなり、マーケティングの成果を高められることが期待できます。各媒体の特徴を十分に理解し、自社商材に合ったマーケティング施策に取り組んでいきましょう。