自社商材の定量的な情報を収集する際、効率的に進められる「ネットリサーチ」。
「ネットリサーチ」は、迅速で効率的な情報収集が可能であり、分析やレポートの作成まで全てWeb上でデータの整理をすることができます。
今回は、「ネットリサーチ」についてメリットや注意点も踏まえて紹介していきます。
もくじ
◆ネットリサーチとは
「ネットリサーチ」とは、インターネットを利用して行う調査方法のことを指します。
回答者にインターネットでアンケートに回答してもらい調査情報を収集します。
インターネットでの回答のため、わざわざ回答者を募集したり、回答用紙を用意したりする必要がなく、従来の方法よりもコストを削減することができます。
また、インターネットを介すことで、様々な属性の回答者からデータを得ることが期待できます。
ネットリサーチは定量分析を行う際に用いられるケースが多く、商材の認知度調査、購入数やリピート率、顧客満足度などを計測する際に非常に役立ちます。
ネットリサーチで得られるデータは企業のマーケティング施策を行っていく上で非常に重要な情報と言えます。
◆ネットリサーチのメリット
ここでは、ネットリサーチを実施するメリットを紹介します。
手短にリサーチができる
ネットリサーチは、調査の伝達から回答まで全てネット上で完結できるため、短時間でリサーチ情報を集めることができます。また、集めた情報はそのままデータ上で取り扱うことができるため、紙媒体で行う調査と比べて作業工数や時間を削減することができます。
コスト削減につながる
紙媒体で行う調査では、紙自体のコスト、印刷代、郵送代、人件費など、コストが重なりますが、ネットリサーチはインターネット上で行うため、これらのコストを削減して調査を実施することができます。
ネットならではの機能
アンケートの中には、❝特定の回答をしたら特定の項目も回答❞といった、項目が連結した内容がある場合があります。この際、紙媒体だと回答者が説明文をちゃんと読まずに該当部分をスルーしてしまうリスクがあります。ただ、ネットであれば機能で、❝特定の回答をしたら連結した項目へ遷移する❞といった動作にすることが可能です。また、回答が必須の部分も記入されていなかったら次へ進まないように設定することができます。
多くの回答を得られる
ネットリサーチは、インターネット経由で回答を募るため、従来の方法に比べて多くの回答者を得られることができます。紙媒体で実施した際に回答者が多いと、紙の収集や情報をまとめる作業がかなり大変です。その作業も、ネットリサーチであればデータ上でまとめることが可能です。
◆ネットリサーチの注意点
ここでは、ネットリサーチを実施する際の注意点を紹介します。
調査の対象はインターネットの利用者
ネットリサーチはインターネットを介さないと回答できないため、インターネットを利用していない人達(高齢者層)を対象にした調査の際には向いていません。そのため、電話調査や郵送といった手段で回答してもらう必要があります。
マルチデバイスへの対応
現在、インターネットはPC・スマートフォン・タブレットなど様々なデバイスからアクセスすることができます。そのため、デバイスごとに対応した回答フォームを用意することが大切です。
項目を増やしすぎないようにする
質問項目が多すぎると回答者の回答意欲が減退し、フォームからの離脱だったり、適当に回答を進めてしまう恐れがあります。情報は多い方が良いですが、本当に重要な回答を得るために、質問項目を増やしすぎないように注意しましょう。
◆まとめ
今回は、「ネットリサーチ」についてメリットや注意点も踏まえて紹介しました。
ネットリサーチは、従来の方法と比べて手短に情報の収集ができる上に、コストも大きく削減することができます。
ただ、実施する際には、高齢者が対象の調査には向いていないことや、マルチデバイスの対応が必要など注意しておきたい点もあります。
自社の商材をアピールするために定量的な情報を収集したくなった際は、メリットと注意点をしっかりと理解した上で「ネットリサーチ」を活用してみてはいかがでしょうか。