Webマーケティングを考える際に、非常に重要になってくるものがメタタグと呼ばれる、HTMLタグです。このメタタグの中で、Googleが公式にサポートを表明しているタグをご紹介いたします。
◆メタタグとは?
メタタグとは、HTMLのhead要素に記載するタグであり、WebサイトをGoogle検索エンジンなどに登録するための情報です。Googleに「このサイト・コンテンツはどのような内容か」を伝えるための記述です。
一昔前のSEOにおいて、メタタグは非常に重要な要素でした。しかし現在では、Googleが公式にサポートを表明している特別なメタタグが一定の重要度を持つものの、サイトのコンテンツ自体がしっかりしていることこそが重要とされています。
また、昔と今では重要とされているメタタグの種類も違い、不要とされているものもあるため、現在何をGoogleがサポートしているのかを、正しく理解する必要があります。
◆Googleがサポートしているタグ
Googleが提供するSEOツールのSearch Console内のヘルプを見ると、サポートされているタグを知ることができます。今回はその中でも、丁寧に記載する必要がある重要タグを説明いたします。
1.description
ディスクリプションタグといい、そのページの内容を説明するためのタグです。このディスクリプションは検索エンジンに表示される可能性があるため、このディスクリプションはGoogleのAIだけでなく、検索したユーザーにも概要が伝わりやすいものでないといけません。
2.robots / googlebot
このメタタグは、Googleがサイトをクロールしたり、インデックス登録を実施する際に、その動作を制御する機能があります。特にrobotsはGoogle以外のすべての検索エンジンに有効なタグです。
このタグの記述設定には次の意味があります。
- nofollow:ページリンクを追跡しないよう指示する
- noindex:ページの登録をさせないように指示する
- noimageindex:検索結果で、画像の参照元として表示されないようにする
- nosnippet:検索結果にディスクリプションの内容を表示させないようにする
Robotsのタグは記述していなくてもクローラーはサイトを巡回してくれるため、大きく問題はありません。
◆メタタグを設置する時の注意点
メタタグは、Webサイトの表示には影響のない部分であるため、確認を忘れてしまうことも多いです。制作を外注した際は、納品されたWebサイトにメタタグが正しく設置されているかを確かめる必要があります。
ディスクリプションタグとタイトルタグに関しては、検索結果やクリック率に影響する可能性が高いため、注意が必要です。
1.ディスクリプションタグは、コンテンツ内容になったものにする
前述の通り、ディスクリプションタグは検索ユーザーや検索エンジンにそのページの概要を伝える役割を持ちます。適切なディスクリプションの内容を入れることで、クリック率が高くなり、PV数の増加にも繋がりやすくなります。
2.タイトルにキーワードを無理に入れない
Googleは、タイトルタグが検索の順位に影響することを発表しています。クローラーがサイトを巡回する際の指標の一つとして、参考にしているためです。
しかし、タイトルタグの中に、検索キーワードを無理に入れることはNGです。ページ内容を正しく理解できるタイトルであることが必要不可欠で、その上で適切に対策キーワードを入れる必要があります。ページに関係ないキーワードを含んでいると、検索結果の上位にランクインすることが難しくなってしまうため、注意が必要です。
まとめ
検索結果で上位にランクインするWebサイトを目指すためには、しっかりしたコンテンツがあることを基本として、そのコンテンツをGoogleが適切に判断できるように、メタタグの設定を今一度見直しましょう。