広告用LPを作っても上手く活用できなければ、その効果を最大限に活かすことはできません。
LPは定期的な分析・改善が非常に重要になってきます。
そこで今回は、LPを運用する上で押さえておきたいポイントについて紹介していきます。
もくじ
◆LPとは
そもそもLPとは、「Landing Page」の略称であり、検索結果画面に広告枠で表示される1ページのWEBサイトです。
コンバージョンに繋げやすくするために、下層ページに移動するようなコンテンツは設けず、1ページで基本的な情報を伝えきるようなページになっています。
そのため1ページに詰め込まれる情報は多く、CTAボタンやお問い合わせフォームなどが用意されています。
商品やサービスの魅力をアピールし、コンバージョン獲得に繋げるため、LPはこだわられたデザインのものが多いです。LPで紹介する商材のイメージに合わせた色合いや画像などを配置して作成していきます。
LPで見るべき指標は、アクセス数よりもコンバージョン数であり、これを最大化できなければ、効果のある広告とは言えません。
そのため、制作後も定期的な内容の分析・改善・更新作業などが必要であり、これを繰り返し行っていくことで、広告としての効果最大化に繋げることが期待できるのです。
◆効果が出にくいLPの特徴
ターゲットのニーズに合っていないコンテンツ
LPは閲覧したユーザーの購買意欲を湧き立てなければいけません。そのため、ユーザーニーズに合っていないコンテンツだと、即離脱しやすく効果が出にくいです。
そのため、自社の商材となる商品やサービスを求めていそうなターゲット層のニーズに合ったものに作り上げる必要があります。
そのターゲット層となるユーザーはどのような情報を求めていて、どのような経路で購入まで行動してくれるのか、ということを考えながらページを作りましょう。
よくある例としては、BtoB商材であれば実績を紹介するコンテンツ、BtoC商材であればお客様からの声を紹介するコンテンツを記載することです。
実際に商材を利用した人たちのコメントを記載することで、LPを見たユーザーが実際に顧客の目線に立ち、商材を利用しているイメージを湧かせることができるため、購入検討の方向を前向きにしやすくすることが期待できます。
デザインや構成が更新されない
一番最初に完成されたLPのデザインや構成をそのままにするのは、あまり良いとは言えません。
購入を検討しているユーザーは様々なLPを何度も閲覧して、情報収集や相見積もりを行っていることも考えられます。その際、ずっと同じ状態のLPを見ていると、ユーザーはどうしても飽きてしまいます。
また、最初のデザイン段階でCVの数値が悪い場合、LP内の購入へ繋がる導線の順番やバナーボタンが、CVに繋がりにくい内容になっていることも考えられます。
広告LPを出す際は明確な目的や目標値を設定してあるはずでしょうから、その目標値に達していない場合は、こまめにLPの分析・改善を行いましょう。
定期的に分析し、改善施策を打ち出したりデザインの更新をしていくことで、LPの効果最大化に繫げていきましょう。
◆LPを改善する手順
では、実際にLPの改善施策を行う場合、どのような手順で行えばいいのか。それをご紹介します。
まずは問題点を把握するために、解析ツールを使用してLPの状態を調査・分析をしましょう。
設定した目標値に対して、ユーザー流入数やCV数は達しているのか、LPへ訪れたユーザーはどのあたりで離脱してしまっているのか、ユーザーに求めているアクションをLPで誘導できているか、などを確認しましょう。
そして、浮き上がってきた問題点の仮説を解決するための改善施策を打ち出していきましょう。
改善施策を打ち出したら、次に立てた仮説が正しかったのか、検証しましょう。
なお、検証する際ABテストの方式で実施することをおすすめします。ABテストで検証する際は、できる限り検証期間の状況が一致するように実施しましょう。
◆まとめ
今回は、LPの効果を最大化させるために必要なことについて紹介していきました。
広告用LPを運用する際は一度リリースして終わりではなく、運用していく中で分析と改善を繰り返すことが、広告効果を最大化させる上で重要です。
自社が広告運用しているLPがしっかりと効果を発揮できているか、目標値にしっかりと達しているかを定期的に確認し、より良いLP運用を心掛けていきましょう。