広告や検索から流入するユーザーの着地点となるランディングページ。商品やサービスの訴求、セミナーの案内など、ユーザーの行動を促す役割があり、マーケティングにおいてとても重要なページになります。
LPを制作するとなると、自社で制作するか、Web制作会社へ依頼するかの選択になります。そうなると気になってくるのLP制作の予算。希望する予算の中でしっかりと広告の効果がでるLPを制作するためには、会社選びも大切な要素になります。
今回はLP制作の費用相場や発注先を選ぶ際のポイントについて解説していきます。
もくじ
◆LP制作の費用内訳
まず費用相場を見る前に、どういった内訳でLP制作の金額が決まるのか、見ていきましょう。
▪ 調査・分析費
▪ 構成案作成費
▪ ライティング費
▪ 素材調達費
▪ デザイン費
▪ コーディング費
▪ フォーム構築費
▪ CMS導入費
▪ 検証・校閲費
▪ 修正費
▪ ドメイン・サーバー費
▪ 更新費
このように細かな工程に分けられて費用が発生していきます。ただ、全ての工程を任せるという訳ではなく、知識や専門性が絡む部分は制作会社に依頼し、自社でも進行や運用ができるような部分を内製化すれば、必要な費用内訳も変わるのでコストダウンにつながります。
LP制作時には、予算に合わせて「自社で賄う箇所」を決めておくと良いでしょう。
◆LP制作の費用相場
ではLP制作の費用相場を見ていきましょう。
10万円以下
とにかく安くLPを作りたいという目的の場合です。発注先はほぼフリーランスしかないでしょう。戦略設定やLPの原稿は依頼者側が用意する必要があります。制作前の競合調査や公開後の改善サポートは無いと言ってもいいでしょう。また、効率化のためにテンプレートデザインが利用されることが多いです。
10万円~30万円
ターゲットに合わせたデザインや、構成の依頼を目的とする場合です。発注先はフリーランスか中小制作会社辺りになります。デザインや構成にこだわったLPを制作できますが、この価格帯も競合調査や公開後のサポートを請け負っていない場合が多く、自社でノウハウが無ければLPの効果を十分に発揮できない恐れがあります。
30万円~60万円
構成やコンテンツ、デザインをしっかりとこだわったLPの制作を目的とする場合です。発注先は中小制作会社になります。依頼者の業界や競合の調査、ターゲットに合わせたキャッチコピーやデザイン、公開後の一部修正などはこの価格帯から請け負う会社が多くなります。そのため、LPからのコンバージョン獲得を最大の目的としている場合は、この辺りの価格帯を目安に依頼することをおすすめします。
60万円以上
LPを使った本格的なWebマーケティングを目的としている場合です。発注先は中小制作会社か、大手制作会社になります。60万円を超える価格帯になると、LPの制作だけでなく、戦略や改善などのコンサルティング部分の料金が大きくなります。そのため、実績やノウハウが豊富な企業が多く信頼性も高いです。公開後のサポートも充実しているケースが多いです。
◆制作会社を選ぶポイント
では実際にLP制作を依頼するとき、どのような制作会社を選べばいいのか、迷ってしまいますよね。
少しでも判断の手助けになるように、発注先を選ぶ際に意識しておきたいポイントを紹介します。
実績
制作会社に依頼する際は、候補に挙がっている制作会社のホームページで、実績ページを確認しましょう。
LP制作の実績が豊富な制作会社であれば、公開後LPの効果も期待できるでしょう。
得意なジャンル
制作会社によっては、特定のジャンルを得意としている場合があります。例えば、自社が美容系会社であれば、美容系LPの実績が豊富であったり、ホームページで「美容業界を得意としています」といったフレーズが入っているような制作会社と相性が良いでしょう。どのようなページにするか話し合う際も、想定しているジャンルに得意な会社であればスムーズに進行でき、成果にも期待できるでしょう。
公開後のサポートがあるかないか
LPは公開してゴールではありません。「コンバージョン獲得が目的」「自社の認知拡大が目的」など、LPを作る目的があって制作したにもかかわらず、その目的が達成できていなければ制作した意味がなくなってしまいます。公開後もLP内でユーザーがどのような行動をとっているのか、CV率は目標値に達しているのか確認し、改善が必要な箇所があったらそこを修正する必要があります。その修正などの改善サポートも請け負っている会社を選ぶことをおすすめします。
◆まとめ
今回はLP制作の費用相場や発注する際のポイントを解説しました。
LP制作で制作会社に依頼する場合、予算内でどれだけ効果に期待できるLPを制作できるか、発注先選びが非常に重要になってきます。作りたいLPのイメージや、公開後の目標としている数値などを制作依頼をする前に洗い出し、本当に自分たちが作りたいLPをしっかりと認識してから、発注先を決めましょう。