リスティング広告を運用している場合、打ち出した広告の成果の確認は必要不可欠です。
適切な課題や結論が書かれているレポートを作成しなければ、その後の効果を期待することはできません。
今回は、リスティング広告のレポートを作成する際の基礎について紹介していきます。
もくじ
◆レポートの目的について
リスティング広告のレポートを作成する目的は以下が挙げられます。
・運用状況の確認
・運用する上での課題とその解決
・運用にかかる費用対効果の分析・改善
リスティング広告の数値状況などのデータをリアルタイムで追えるのは基本的に運用者のみです。
そのため、運用者は定期的なデータを分析し、レポートにまとめて、社内やクライアントへ共有しなければなりません。
分析したデータをレポートにまとめることで、広告運用する上での課題を明確にします。
明確にした課題をどう解決していくのかまでを考えて、改善策を出しましょう。
また、思ったような成果が出ていない場合は、運用の費用対効果に無駄が生じてしまっていることが考えられます。
データを分析し、広告運用における無駄なコストを見つけ出して改善していくことを心掛けましょう。
◆レポートの作成手順
リスティング広告のレポートを作成する際の手順を確認していきましょう。
1. レポートの条件設定
最初はレポートの条件を設定しましょう。
目的や条件が曖昧なままだと、方向性が定まらないまま作成することになるため、レポートを提出した相手に効果や結論がしっかりと伝わらなくなってしまいます。
社内・社外どちらに向けたレポートなのか、何のためのレポートなのか、条件の設定をしっかりと確立させましょう。
2. レポートに必要なデータの収集
レポートの条件を設定できたら、そのレポートを作成する上で必要なデータを集めましょう。
その際、方向性や結論に必要なデータだけを集めるのがポイントです。
集めたデータはグラフや表などで視覚的に分かりやすく見やすい形にまとめると良いでしょう。
3. データの分析・考察
データをまとめられたら、そのデータから分かることを分析・考察していきましょう。
広告のCV数や費用対効果などのデータを集め、目標にした数値と比較しながら分析しましょう。
4. 改善策や結論のまとめ
分析・考察をした分かった課題や結論をまとめましょう。
レポートを共有する相手に伝えたいことはこの段階で明確にしておくと良いでしょう。
また、課題には改善策を付けることが重要です。この際複数の改善策を用意しておけば効率化に繋げることができます。
5. まとめた内容をレポートに落とし込む
ここまでまとめた内容を、実際にレポートへ記入していきましょう。
視覚的にも分かりやすく見やすいものにするためにも、グラフや表、イラストなどを活用すると良いでしょう。
◆レポート作成時の注意点
リスティング広告のレポートを作成する際は、客観的な視点で分析や考察をすると良いでしょう。
例えば、運用している広告の状況がいまいちで、運用取り止めのリスクがあるとします。
その際に主観的な視点になると、不利なデータの記載を避けたレポートを作成してしまうかもしれません。
レポートは効果的な広告運用をするために作成するものなので、不利なデータはしっかりと載せて、どのように解決していくのかをまとめるようにしましょう。
また、しっかりと客観的な視点で分析できているか、他の人にチェックしてもらう体制にすると、なお良いでしょう。
◆まとめ
今回は、リスティング広告のレポートを作成する際の基礎について紹介しました。
リスティング広告のレポートを作成する上で大切なのは、誰でも理解しやすいレポートを作ることです。
そのためにも、しっかりと適切な手順で注意点を意識しつつ、型通りのレポートを作成することを心掛けましょう。