リスティング広告を運用するにあたり、広告の運用方法や予算の決め方、キーワードの選び方などを分からないままではいけません。広告の成果を最大化させるためにも、正しい運用方法を理解しておく必要があります。
今回は、リスティング広告の基礎知識について解説していきます。
もくじ
◆リスティング広告について
まずは、リスティング広告についておさらいしていきましょう。
リスティング広告は広告がクリックされた回数に応じて広告費が発生する「クリック課金制」で、実際に広告がクリックされるまで費用が発生しないため、予算に応じた広告運用が可能です。広告の設定を完了させたら、すぐに検索エンジンに表示されるため、検索順位が上がるまで時間がかかってしまう「SEO対策」と比べて、短い期間でアクセス数を集めることができます。
リスティング広告は、主に検索結果画面の上部や下部に表示されます。キーワードによって、下部のみの表示だったり、上下両方に表示されたりします。タイトルディスクリプションの左上には「広告」と記載されます。
◆リスティング広告の掲載順位を上げるための運用について
ひとつのキーワードに対して複数の広告主がリスティング広告を出稿している場合は、広告ランクという指標を基準に表示される順位が決まっていきます。広告ランクが高くなるほどに上位で表示されるようになります。
広告ランクは「入札の価格」と「広告の品質」によって変わってきます。そのため、入札価格が高ければ上位表示されるとは限らず、入札価格と品質を高めていくことが重要です。広告の品質はキーワードと広告の関連性や、サイト内の利便性などを基準に検索サイトから評価されます。
ただ広告を出稿するのではなく、サイトとしての品質を高めていくサイト運用をしていきましょう。
◆リスティング広告の予算の決め方について
リスティング広告にかける予算の決め方の中で分かりやすい方法が、クリック単価の相場から算出する方法です。
例えば、広告が100回クリックされるたび1件の成果が見込める、コンバージョン率が1%の場面を想定し、クリック単価の平均が70円の場合、1件の成果を得るために必要な広告費は以下のような計算式になります。
70円(クリック単価)×100クリック=7,000円(1件の成果を得るのにかかる広告費用)
この単価で1ヶ月40件の成果を出したいのであれば、7,000円×40件=280,000円の広告予算となります。
◆まとめ
今回はリスティング広告の基礎知識について解説していきました。
リスティング広告はSEO対策と違い、短期間で多くのアクセスが見込める広告のため、目標としている成果を得るのにとても有効な施策です。そのためにも、リスティング広告の利用を考えている企業担当者の方は、正しい運用方法で進めていくことを心掛けましょう。