インフルエンサーマーケティングとは?始め方や費用、注意点などを解説!

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SNSが活発化し、TikTokやInstagramなどのSNSメディアでは日夜様々なインフルエンサーが活動しています。現代のSNSマーケティングでは、このインフルエンサーを上手く活用できるか、共創できるかが重要な鍵となってきます。しかし、効果を得るためには明確な目的意識を持つことや、選んだプラットフォームやインフルエンサーが自社の特徴と本当に合致しているのかきちんと考える必要があります。

この記事ではインフルエンサーマーケティングの基礎から注意点、費用などを解説していきます。ぜひSNSマーケティング施策にお役立てください。

もくじ

  1. インフルエンサーマーケティングとは
  2. インフルエンサーマーケティングのメリット・デメリット
  3. インフルエンサーマーケティングの費用
  4. まとめ

◆インフルエンサーマーケティングとは

インフルエンサーマーケティングとは、各SNSで大きな影響力をもつ「インフルエンサー」を起用して製品やサービスをPRしてもらうことで集客・売上向上を実現することができるコミュニケーション型マーケティング手法です。

消費者に向かって企業が直接うったえかける従来のマーケティングと比較すると、インフルエンサーマーケティングでは消費者側の意見(インフルエンサーの意見)も取り入れられる発信方法でより共感性・訴求力の高い発信が可能になります。

そもそもインフルエンサーとは

「インフルエンサー」とは、SNSなどを通して積極的に情報を発信し人々に大きな影響を与える人のことを指します。コスメや料理・レシピ、ゲームなど様々な領域で影響力を持つインフルエンサーがおり、その中でもyoutubeやInstagramなど活動拠点とするSNSによって呼び名が変わる傾向があります(Youtuberやインスタグラマーなど)。

また、一般的にこのようなインフルエンサーはSNSのフォロワー数が多いという特徴もあり、フォロワー数に応じて4つに分類することもできます。

  • トップインフルエンサー(フォロワー数:100万人〜)
    タレントや芸能人など広く認知されている知名度が非常に高い人物のこと。圧倒的な影響力を持ちますが、ユーザーからは自身とかけ離れた存在というイメージを持たれる場合もあります。
  • ミドルインフルエンサー(フォロワー数:10万人〜100万人)
    SNSでの活動でカリスマ的人気を博しており、ここから芸能界などに進出するパターンもあります。コスメや料理などある分野に特化した情報発信を行なっている場合が多く、ジャンルへの関心が高いユーザーが大勢フォローしている傾向にあります。
  • マイクロインフルエンサー(フォロワー数:1万人〜10万人)
    特定の界隈で強い影響力を持っているインフルエンサーのこと。フォロワーボリュームがありながらもフォロワーとの距離が近く、トップ・ミドルインフルエンサーよりも親近感や共感性が高く感じられることが多いです。
  • ナノインフルエンサー(フォロワー数:数千人〜1万人)
    上記のインフルエンサーと比べるとフォロワー数は少なくリーチ率も高くありませんが、フォロワーひとりひとりとの親密度が高く、いいねやコメントなどの反応率が高い傾向にあります。

◆インフルエンサーマーケティングのメリット・デメリット

インフルエンサーマーケティングにはメリットもあればデメリットも存在します。一つ一つ見ていきましょう。

メリット

  • ユーザーが共感してくれやすい
    インフルエンサーマーケティングはインフルエンサーのSNSアカウントなどでサービスや商品のレビューを行なってもらうため、従来の広告よりも広告らしさがなく受け入れやすい傾向にあります。インフルエンサーが自分の言葉やスタイルで紹介するため、フォロワーにとって受け入れやすい形のPRになるのが大きな特徴とメリットと言えるでしょう。
    また、近年では広告表示をブロックしているユーザーも増加していますが、インフルエンサーマーケティングでは広告ではなく通常の投稿として扱われます。そのため広告をブロックしているユーザーにもアピールすることが可能です。
  • ターゲティングしやすい
    インフルエンサーはある特定のジャンルに特化している場合が多く、そのアカウントをフォローしているユーザーはそのジャンルへの関心度が高い傾向にあります。そのため、起用したいインフルエンサーによって年齢別・男女別・ジャンル別でターゲティングが可能になります。したがって、自社のサービスや商品と同ジャンルのインフルエンサーにPRしてもらうことで効果的にターゲットに訴求することができるのです。
  • 口コミによる拡散に繋がる
    インフルエンサーとフォロワーの関係は企業とユーザーとの関係より親密度が高いため、フォロワー同士でのコメントや共有に繋がりやすいといった特徴もあります。また、SNSの投稿で拡散されることが多いことから、UGC(ユーザー生成コンテンツ)も同時に獲得できるのが強みになってきます。

デメリット

  • インフルエンサーの選定が難しい
    同じ界隈でも様々なタイプのインフルエンサーがいるため、自社のサービスや商品とあう人材を狙って選ぶのはなかなか難しいです。そのためインフルエンサーの選定には時間を要する場合が多くあることは留意しておくべき注意点となります。
  • 炎上に巻き込まれる可能性がある
    インフルエンサーマーケティングはインフルエンサーの行動や発言によっては炎上してしまう可能性もあります。ステルスマーケティング(広告であると隠して宣伝すること)と誤解されてしまったり、過去の行動や今後の振る舞いでインフルエンサーに不適切な言動・行動があれば起用した側のブランドイメージ低下にも繋がる恐れがあります。信頼できるインフルエンサーなのかどうかしっかり見極めることが重要です。

◆インフルエンサーマーケティングの費用

インフルエンサーマーケティングの費用相場は雇用形態によっても異なりますが、基本的には「フォロワー単価」で計算することが多いです。相場としては2〜6円とされており、フォロワー数 × 単価で算出されます。また、再生回数 × 単価:平均再生回数 × 3~20円のように再生回数による算出方法やギフト型といってサービスや商品をSNSでレビューすることを条件にサービス・商品を無料で提供するという形態もあります。

◆まとめ

インフルエンサーマーケティングでは、いかに自社に合った信頼できるインフルエンサーを見つけ出すかが鍵となってきます。しかし、インフルエンサーマーケティングはそれ以上に昨今のSNS活発化に合わせて有効に使用することで大きな利益に繋がる可能性を秘めています。これを機に、ぜひ活用してみてください。

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