Webサイトを分析するために必須級となっており、無料で細かく情報を得ることができるツールがGoogleアナリティクスです。しかし、Googleアナリティクスに慣れていない方にとっては、使われている用語や意味がよくわからない、と悩んでいる方も多いです。
そんな初心者の方でも最低限理解しておくべきGoogleアナリティクスの用語をご紹介します。実際にGoogleアナリティクスの画面を見ながら、本記事を読むだけでも、Googleアナリティクスの理解度が格段に上がります。
◆ユーザー概要
ユーザー
特定の期間内に、Webサイトに1回以上アクセスしたユーザーの数を示します。以前はユニークユーザー(UU)と表示されていたこともあります。
セッション
Webサイトへの訪問回数を示します。以下の2つのルールがあります。
・AというWebサイトに一度訪問して、Bという他のWebサイトへ移動した場合に、Aでの最終アクション(クリックなどを指します)から30分以内に戻った場合、同一のセッションと見なし、カウントは1となります
・他のサイトへ移動した後、30分以上経過してから戻った場合は、新しいセッションと見なされ、カウントは2となります
ページビュー(PV)
ページの閲覧数を示します。同じページの再読み込みや、再訪の場合など、ページが表示される度にカウントされます。
直帰率
Webサイトを訪問したユーザーが他のページを閲覧せず、そのまま離脱した割合を示します。直帰率が低ければ、ページ内のコンテンツに満足しているユーザーが多いと考えられるため、直帰率は低い方がよいです。
平均セッション時間
Webサイトを訪問した際の平均滞在時間を示します。平均セッション時間が長い場合、ユーザーが有益な情報を得られるWebサイトである、と言えます。
◆ユーザー行動(新規とリピーター)
New Visitor (新規)
特定の期間内でWebサイトへ初めて訪問したユーザーの数を示します。
Returning Visitor (リピーター)
特定の期間内でWebサイトへ2回以上訪問したユーザーの数を示します。
◆集客概要
トラフィック
Webサイトに訪問したユーザーが、どこのチャネル(他のWebサイト・SNS・検索など)から訪問したのかを示します。各項目のうち、押さえておきたいものは以下の4つです。
・Organic Search
GoogleやYahoo!など、検索エンジンでユーザーがキーワード検索し、検索結果として表示されたWebサイトの中から選択して訪問したユーザーを示します。
・Social
InstagramやFacebook、Twitterなどの各種SNSからアクセスされた数がカウントされます。
・Referral
他のWebサイト経由で、ユーザーが訪問したことを示します。
・Direct
参照元のWebサイトが無い訪問を示します。直接URLを入力して訪問した場合や、ブラウザのブックマーク機能を使って訪問した場合などがカウントされます。
◆行動概要
離脱率
複数のページをユーザーが見て、最後に離脱した割合を示します。特定のページで離脱率が高い場合、そのページ内に離脱する原因がある可能性が高いです。
離脱ページ
脱直前にユーザーが見ていたページを示します。例えばECサイトなどで、商品の購入には至っていないのに、購入ページでの離脱率が高い場合、サイト設計・導線・コンテンツなどを見直す必要があると言えます。
ページ別訪問数
特定のページに対して、何回訪問があったのかを示します。1回の訪問の中で、同じページを何度か閲覧した場合でも、ページ別訪問回数は1カウントです。
◆まとめ
ユーザーがWebサイトを訪問した際の情報が細かく得ることのできるGoogleアナリティクスですが、混同しやすかったり理解が難しい用語もあります。しかし、用語の意味を理解できればWebサイトの正しい検証を行うことができます。
初心者の方でも、用語を理解することが、Webサイトの分析が得意になる近道となるでしょう。