2023年5月に、Googleから新しい機能として発表された「SGE」。
今回はSGEを導入することでどんな効果が得られるのか、SEOとの違いはなんなのか、SGEについて解説していきます。
もくじ
◆SGEとは
SGEは「Search Generative Experience」の略で、Googleが開発した新しい検索機能のことです。
ユーザーの質問に対して自動生成AIを用いて回答を行うことができます。
従来の検索エンジンは、あらかじめGoogleボットによってインデックスされたWebサイトを一部抜粋してトップに表示したり、ユーザーの検索条件などによって情報の出し分けするのに活用されてきました。
SGEでは従来のものよりもさらにAIを活用しており、ユーザーの質問に対してその場で即時回答してくれるとても便利な機能となっています。
そんなSGEは、2023年8月に日本のGoogle検索市場に導入が開始されています。
◆SGEを導入することで出来ること
検索に連動してスナップショットが生成
ではSGEを導入することでどのようなことが出来るようになるのでしょうか?
SGEを導入した状態で検索を行うと、AIが検索結果ページにスナップショットを生成してくれます。
スナップショットは、「回答エリア」「引用元リスト」「追加質問」の3つの要素で形成されているエリアのことを指します。
こちらのスナップショットを元に引用元を確認したり追加で質問することが可能です。
追加の質問が出来る
SGEを導入することで、SGEから出された回答に対して解決しなかった場合、追加で質問することが出来ます。
従来はユーザーが解決出来なかった場合、改めて1つ1つ質問を入力しなければならなかった為、追加質問出来ることで問題解決まで時間をかけずに済むのでとても便利な機能です。
◆SEOとの違い
次に「SGE」と「SEO」の違いについて解説していきます。
結論から申し上げますと、2つは根本的に違います。
「SEO」はGoogleでの検索結果を上位に上げるための“施策”を指したもので、「SGE」は“機能”のことを指しています。
しかし、異なるものでもSGEは検索エンジンの仕様を変更する機能なので、SEOにSGEが影響することはあります。
検索で質問に対してさらに追加質問をした際、ピンポイントでAIが回答した答えに誘導される為、SGEからの情報だけで比較されて完結されてしまう可能性が高いです。
なので通常の検索一覧から検索されないことも考えて記事を作成する必要があることを覚えておきましょう。
◆まとめ
SGEは、Googleが発表した新たな機能で、AIによる質問への回答が実現されます。
SEOとは違うものと思っていた方も今回の解説で関連があることが分かったと思います。
SEOと上手く組み合わせることでよりユーザーの検索行動に変化を与えることが出来るようになる為、導入を検討されている方は事前にSGEの機能やメリット・デメリットを理解しておきましょう。