「フィルタリングソフト」と聞くと未成年者をインターネット上の様々な犯罪や有害な情報から守るためのソフトというイメージをお持ちの方も多いと思います。
しかし近年、「フィルタリングソフト」は企業のセキュリティ対策の一つとしての役割も大きくなってきています。
今回は「フィルタリングソフト」の概要やおすすめソフトについてご紹介いたします。
もくじ
◆フィルタリングソフトとは
フィルタリングソフトとは不正や有害なWebサイトへのアクセスを識別し、未然に防ぐためのソフトです。
主に子供が悪影響を受ける可能性があるサイトへのアクセスを禁止することを目的とされてきました。
しかし最近では子供以外にも企業のセキュリティ対策としてフィルタリングソフトを導入する企業も多くなっており、仕事中に業務とは無関係なWebサイトを閲覧することを防ぐために使われたり、情報漏洩を防ぐために使われることも多いです。
◆フィルタリングソフトの必要性
・未成年被害者を少なくする
最近ではスマートフォンなどを子供達が日常的に利用するのが当たり前の状況になっており、未成年者が悪質な書き込みの多い掲示板や出会い系サイトにアクセスする機会も増えています。
そこから犯罪に巻き込まれてしまうケースも少なくありません。
そのような犯罪に巻き込まれないためにも、フィルタリングソフトで悪質なサイトへのアクセスを制限することは非常に有効です。
・外部への情報漏洩を防ぐ
不正なURLが記載されたメールを受信してしまっても、フィルタリングソフトを導入していればアクセスをブロックできます。
また、社内の人間がSNSにアクセスすることを制限すればSNSへの投稿による情報漏洩を防ぐこともできます。
◆おすすめのフィルタリングソフト
・ウイルスバスター
日本で1番売れているトレンドマイクロのセキュリティソフトです。
1つの導入で3台まで利用可能です。
・ノートン
クレジットカードの不正使用保険など補償内容が充実しています。
・i-FILTER ブラウザー&クラウド
企業・官公庁7,300団体以上、学校・教育機関3万1,000校以上への導入実績があるフィルタリングソフトです。
サーバーの設置が不要で比較的低コストで利用できます。
・USEN GATE02
USENが提供するネットワークセキュリティソフトで、充実したサポート体制が整っています。
・Blue Coat WebFilter
マクニカネットワークスが提供しているフィルタリングソフトです。
多言語に対応しており、様々なマルウェアをリアルタイムで防御してくれます。
◆まとめ
フィルタリングソフトは子供の有害なサイトへのアクセスを禁止する以外にも、マルウェアの感染や情報漏洩の防止に高い効果を発揮します。
今回ご紹介した以外にもさまざまなフィルタリングソフトがあるので、使いやすいソフトを見つけて導入することをおすすめします。