みなさんは「D2C」、または「DtoC」という言葉を耳にしたことはありますか?
あまり聞きなれない言葉だと思った方も少なくないと思いますが、今回は「D2C」について解説いたします。
もくじ
◆D2Cとは
D2Cとは「Direct to Consumer」を省略したマーケティング用語です。
2000年代後半より徐々に増えてきたビジネスモデルで、EC市場の拡大やインターネット普及によって急激に需要が伸びています。
BtoB(Business to Business「企業対企業での取引」)や、BtoC(Business to Consumer「企業対消費者」)と並列関係にある用語で、D2Cは、製造者が消費者と直接取引を行うビジネスのことを指します。
◆D2Cのメリット
D2Cは製造者が消費者と直接取引を行うため、中間マージンなどが発生しません。
また、Amazonのようなプラットフォームを介した際に発生する手数料もかかりません。
D2Cは通販サイトにおける制約が無いので、自社マーケット内の取引において、自社独自のマーケティングやキャンペーンを自由に実施できる点も大きなメリットです。
◆D2Cのデメリット
D2Cの環境を構築するためには、自社で内製するか制作会社に外注することになりますが、両方ともコストが発生します。
自社で内製する場合はリソースを確保する必要があります。
そのためAmazonや楽天などの通販サイトに手数料を支払う方が、結果的にコストがかからない場合も少なくありません。
◆まとめ
D2Cは、製造者が消費者と直接取引を行うビジネスで、企業と消費者の間に他の会社やサービスを挟まないため、様々なメリットがあります。
D2Cはユーザーの満足度を高めることができ、良いサービスとして継続利用にも繋がります。
メリット・デメリットをよく理解して、経営戦略を考えていきましょう。