近年、様々な企業でCMSを導入するケースが増えており、CMSの導入が当たり前になってきました。CMSは専門的な言語を用いることなく簡単にWebサイトの運用が可能になるコンテンツ管理システムです。
今回はこのCMSのメリットやデメリットについてご紹介いたします。
もくじ
◆CMSとは
CMSとはContents Management System(コンテンツ・マネジメント・システム)の頭文字をとった略称になります。
web制作の際にHTMLやCSSといった専門的な知識が無くても、ブラウザ上で直接テキストを入力し、画像をアップロードするだけで簡単にコンテンツを構築・管理・更新できるシステムのことを言います。
CMSにはオープンソース型・パッケージ型・クラウド型の3種類があり、それぞれ特徴が異なります。
◆CMSのメリット
・専門知識が不要
CMSを導入することにより、HTMLやCSS等の専門知識を持たなくてもテキスト入力や画像の挿入だけでWebサイトの運用ができます。更新や修正作業も時間をかけずにスピーディーに行うことができます。
・webサイトのデザインが統一される
CMSでは使用するテンプレートが決められており、同じテンプレートでページが増えていくため、全体的なwebサイトのデザインが統一されます。また、異なるデバイスから見たときにも統一されたデザインになることもCMSの大きなメリットです。デザインを変更したい時も、テンプレートを変更するだけで全コンテンツのデザインを変更することができます。
・SNSとの連携
CMSでは難しいプログラムなどを入れなくても簡単にSNSと連結させることができます。
・コスト削減
専門知識がない人でもサイトの更新や運用ができるので、web制作会社などに運用を委託する必要がなくなりコストの削減につながります。
◆CMSのデメリット
・マスターするまで時間がかかる
簡単に操作できるといっても、運用をマスターするにはCMSの扱い方を覚える必要があり、スキルを習得するまでには多少の時間がかかります。
・バックアップが必要
CMSではインターネット上でテキストや画像をアップしサイトを構築していくので、元のデータがサーバーに残りません。そのため毎回、別途バックアップを取っておく必要があります。
・キャンペーンページなどを作りにくい
予め用意されているテンプレートを使用している場合、テンプレートのデザインと異なったキャンペーンページなどを作るためにはPHPなどのスキルが必要となり、簡単には作りにくくWeb制作会社に依頼する必要がある場合もあります。
・システムの脆弱性を狙われやすい
CMSの中でも最もシェア率の高いWordPressはシステムの脆弱性を狙われやすいので、サイバー攻撃を受けやすいというデメリットがあります。
◆まとめ
専門知識がなくてもサイトの運用ができるCMSは多くの企業で導入され世界中でも幅広く使用されています。
メリットも多いCMSですが反対にデメリットもあるので、どのようなサイトを運用したいかよく理解した上で、必要な機能が備わったCMSの導入を検討することをおすすめします。