直近2023年の日本において、総世帯における世帯ベースでのスマートフォン普及率は、89.9%となっています。
そんなスマートフォンに欠かせないものがアプリケーション、通称”アプリ“です。モバイルアプリ業界はそのスマートフォンの普及とともにめざましい成長を遂げています。
ただ、その分さまざまなアプリも普及し競合が非常に多い業界でもあります。ダウンロードだけでなく、ダウンロード後の継続利用をユーザーに促すためにも、日々の運用・改善が欠かせません。そこで運用・改善の助けになるのが、「アプリ解析ツール」です。
今回はそんなアプリ解析ツールの概要と2つのおすすめポイントを解説していきます。
もくじ
◆アプリ解析ツールとは
アプリ解析ツールは、アプリを使用しているユーザーの「属性・年齢・性別」の確認、及びアプリ内でのユーザーの行動パターンを把握し、分析することができるツールです。解析ツールを利用することで、自社のアプリで運用・改善が必要な部分を洗い出して整理することができます。そのアプリに必要な改善案や課題を把握し、今後のマーケティング戦略や施策の立案につなげることができます。ツールを使えば、解析の経験や知識が無い人でも質の良い分析が可能になるでしょう。
◆アプリ解析ツールのおすすめポイント①
ユーザーの属性や行動などをデータ化できる
解析ツールを利用すれば、アプリユーザーの属性・年齢・性別に加えて、ユーザーが取っている行動データを集計することができます。集計したデータはグラフなどで可視化することができ、詳細な部分まで把握することができます。こうしたユーザーの属性や行動データを確認することで、質の良いKPIの設定や運用がしやすくなります。また、どのようなユーザーが使用しているかでターゲット層を明確に把握できるので、潜在層を引き寄せるような広告だったり、顕在層や利用ユーザーをつなぎとめる施策の打ち出しにもつながるでしょう。
◆アプリ解析ツールのおすすめポイント②
ツールによってはレポート作成が可能
アプリ解析ツールの中には分析結果のレポートを作成する機能があるものが多く、そのまま社内へアプリの状況を発信・共有するための資料として活用することが可能です。単純にレポート作成が業務の負担となっている担当者の作業削減につながるのはもちろん、分析の経験や知識が少ない人でも、状況が把握しやすくなるのがメリットです。ただ、ツールに任せっぱなしだと担当者自身の資料作成スキルなど、自分自身のスキル向上につながらないことが考えられます。スキルアップを目指している方は、自身で作成した資料とツールが作成した資料を比較してみてはいかがでしょうか。
◆まとめ
今回はアプリ解析ツールについて、概要と2つのおすすめポイントを解説しました。
アプリ解析ツールを利用すれば、ユーザーの属性や行動が把握できるので、いまのアプリの状況とそれに対するユーザーの動向を詳細な部分まで追うことができます。ユーザーを引き寄せ、つなぎとめる、より良いアプリにしていくためには質の良い運用と改善が必要になります。
効果的な施策や改善案を打ち出すためにも、アプリ解析ツールを有効に活用しましょう。