Web広告は必要としている顧客に直接届けることができるので成果が出やすいです。
そのため、マーケティング施策の主流といえますが、設定や測定などがややこしく手間がかかるという難点があります。
広告業務の効率化を図るために、広告運用自動化ツールの導入は肝になります。
今回は広告運用自動化ツールの選び方や注意点をご紹介します。
もくじ
◆広告運用自動化ツールについて
広告運用自動化ツールとは、Web広告を掲載するための様々な工程を自動でクリアしてくれるツールです。
ツールによって機能は異なりますが、代表的な機能をご紹介します。
SNS広告、リスティング広告の運用を自動化する
SNS広告やリスティング広告で重要なキーワードの設定や予算の調整などを自動化することができます。しかし、完全自動化というものではなくツールからの提案に応じて実行するというものになります。
運用レポート作成を自動化する
レポートを作成することで、運用状況の把握や改善のための分析など、良質な広告運用を行うことができます。
良質な広告運用のために必要なレポート作成ですが、作成にはある程度の時間がかかるので、ツールを用いて自動作成ができると効率的です。
◆広告運用自動化ツールの選び方
広告運用自動化ツールは種類が多くあるため、選ぶ際は以下のポイントに沿って判断しましょう。
運用したい媒体は対応されているか
Web広告の媒体にはGoogle広告やYahoo!広告、Facebook広告があります。
しかし、全ての媒体に対応している広告運用自動化ツールというのは少なく、特定の媒体に特化しているものがほとんどです。
ツールを選ぶ際は、自社が運用したい媒体は対応されているかを確認しておく必要があります。
コスト以上の成果を見込めるか
広告運用自動化ツールは有料ツールです。なので導入にはコストが必須です。導入検討しているツールのイニシャルコストと導入後のランニングコストの予測を立てて、コスト以上の成果が見込めるかどうかを事前に確認しましょう。
操作性とサポート体制はしっかりしているか
操作や設定が複雑で使いこなせないという場合も多いため、事前に確認をすることが重要です。
自社に広告運用に精通している人がいない場合、初心者でもわかりやすいツールを導入することをお勧めします。
また、不明点があった際のサポート体制はしっかりしているのか、という点も確認しておきましょう。
◆導入時の注意点
初期段階は手間や費用は発生してしまう
導入時、商談からシステム立ち上げまである程度の期間が準備が必要となるケースがあります。
導入はいつからするのか、準備期間はどのくらい必要で初期投資費用はいくらくらいなのかしっかり検討しておきましょう。
定期メンテナンスを必要とする
ツールが軌道に乗ってくると、自動運用に任せっきりになり検討を怠ることがあります。
マーケットのトレンドというものは常に変化するので定期的なメンテナンスを心がけましょう。
メンテナンスを実施しないでいると、トレンドから外れた運用をすることになり、結果として成果に結びつかないなんてことも考えられます。
◆まとめ
広告運用自動化ツールを導入することで、レポートの作成やリスティング広告の自動化など、煩雑な広告業務を自動化してくれます。
ツールを選ぶ上でのポイントは費用対効果や導入目的を明確にして、どのようなものが必要なのかを見定めることです。
自社に合ったツールを選定して、業務効率化を目指しましょう。