Adobeの動画編集ソフト「Premiere Pro」「After Effects」の違いとは?

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近年、自社のホームページや、SNS、YouTubeなどに動画を掲載してプロモーションに活用している企業が多くなってきました。
Webサイトに動画を組み込むことは、今や一般的になってきています。
PhotoshopやIllustratorでWebサイトをデザインするだけでなく、その他のAdobeソフトを利用して映像編集や加工を行う機会も増えています。映像を制作・編集する際に欠かすことのできないツールとして、「Premiere Pro」「After Effects」があります。
しかし、両者の違いがいまひとつ分からないという声も多く寄せられます。

そこで今回は、動画編集の際に役立つAdobe Creative Cloud(Adobe CC)のソフト、「Premiere Pro」「After Effects」の2つについて詳しくご紹介します。もくじ

  1. Premiere Pro CC
  2. After Effects CC
  3. Premiere ProとAfter Effectsの違い
  4. まとめ

◆Premiere Pro CC

最近では、映画『シン・ゴジラ』の編集にも利用されたことで、知名度も上がり話題となっているのが「Premiere Pro CC」です。
Premiere Pro CCを使えば、あらゆる映像素材から優れた作品を生み出すことが可能になります。

<Premiere Pro CCの魅力>
・Lumetriカラーツールによって、よりリッチな色彩を表現ができる
・あらゆるフォーマットの映像素材に対応している
・テキストの編集や時間と位置の変更がキャプション機能の強化により、簡単に行える
・キーボードショートカットマッピング機能を利用することで、画面上のマップで確認しながら素早くショートカットキーを設定できる
・ノンリニア編集ツールにより、複数のプロジェクトを開くことができる

他にもAdobe CC ライブラリのデザインアセットを他のメンバーと共有することもでき、1つのプロジェクトをチームで同時に共同作業することが可能です。

◆After Effects CC

映画やTVはもちろん、ビデオ、web用のモーショングラフィックスやビジュアルエフェクトの制作に「After Effects CC」が使われています。

<After Effects CCの魅力>
・クロマキー合成を実現するキーイングエフェクトが充実している
・ペイントエフェクトにより、映像の一部を塗る、消すといった作業がスムーズに行える
・タイトルエフェクトによって細かい文字のデザインも可能となり、アニメーションタイトルやクレジット、字幕を作成できる
・稲妻(高度)エフェクトやシミュレーションエフェクトの機能によって、インパクトのある視覚効果を出せることができ、思い通りに表現できる
・「リアルタイム再生」機能が搭載され、キャッシュファイルなしで動画を再生することができる

◆Premiere ProとAfter Effectsの違い

基本的に、Premiere Pro CCは、映像を時間軸でつなぎ合わせ、1本の作品に仕上げることができるソフトで編集がメインになります。
複数のカットをつなげたり、テロップを入れたりすることができます。
After Effects CC は短いカットの映像や、細かい設定が必要な映像などを編集する際に使用します。
また、After Effectsは素材作りに利用でき、Photoshopで素材を作る時と同じような感覚で使えることができます。
この点がPremiere ProとAfter Effectsの大きな違いと言えるでしょう。
そして、After EffectsとPremiere Proは、連携して作業を行うことが可能です。
After Effectsで制作した素材をPremiere Proでつなぎ合わせ、1つの映像に仕上げることができ、高度な映像制作を実現できます。

◆まとめ

Web制作の現場では、PhotoshopやIllustratorを始めとしたデザインソフトの他にも、映像編集・加工に欠かせないPremiere ProやAfter Effectsといったソフトが使われています。
インターネット配信のニーズが高まる中、動画コンテンツは年々増加傾向にあり動画に高い表現力が求められるようになっています。

今回ご紹介した以外にも動画編集ソフトはありますが、まずはこちらの2つのソフトについて学ぶことをおすすめします。