最近、「ペイ払い」が日本でも急速に普及し、「QRコード決済」という言葉を耳にする機会が増えました。
中には「QRコード決済」は聞いたことあるけどその仕組みはイマイチわかっていないという方も少なくないのではないでしょうか。
そこで今回は、今更聞けないQRコードについて、そのメリットやデメリットをご説明します。もくじ
◆QRコードとは
QRコードとは1994年に株式会社デンソーウェーブによって開発された国産の二次元コードです。
従来の横方向のバーコードとは異なり、縦軸と横軸があり平面(2次元)で情報を記録することができます。
バーコードの数十倍~数百倍の情報量を扱えて、バーコードに比べると同じ情報量で10分の1程度のサイズにすることできるのが大きな特徴です。
数字以外に英字や漢字、記号などのあらゆるデータを格納することができます。
QRコードの情報を読み取るには、専用のQRコードリーダーやスマートフォンに搭載されたカメラの画像処理機能が必要で、バーコードのようにレーザーセンサーを用意する必要はありません。
◆QRコード決済のメリット
QRコード決済を導入した際のメリットは、店舗側と消費者側で大きく異なります。
店舗側のメリットとしては、
・初期費用が抑えられる
例えばクレジットカードや交通系電子マネーの場合には専用のカードリーダー端末を用意する必要があり初期費用がかかります。
QRコード決済の場合には、QRコードを印字したPOPを作成し設置すれば、利用者側にスマートフォンやタブレットで読み取ってもらうことができるので安価に導入することができます。
・集客が期待できる
各サービスごとにポイント還元や、ポイント割引キャンペーンなどを行っており、お客様向けのサービスが豊富なQRコード決済を導入しておけばポイントを活用している新規のお客様を呼び込むことができます。
・売上をデータ化できる
QRコード決済の購入履歴や売上は自動的にアプリへ記録されるので、月末にまとめて事務作業をしなくてもリアルタイムで売上管理ができます。
また、利用者側のメリットとしては
・時間や手間が省ける
スマホ1つで買い物をすることが可能になるので、現金や財布を持ち運ぶ手間がなくなり、小銭を出したりする時間も短縮することができます。
・ポイント還元率
各サービスによって異なりますが、様々なキャンペーンやポイント還元が実施されていて、現金支払いに比べ、お得に買い物ができます。
・クレジットカードより安全性が高い
クレジットカード決済は、カードのスキャミングなどセキュリティ面での不安が少なからずありますが、QRコード決済の場合はアプリに登録されている情報が暗号化されダイレクトにデータシステムに送信されていて、お店の端末に情報が残らない場合が多く安心して利用することができます。
◆QRコード決済のデメリット
・スマホがないと決済できない
QRコード決済はスマホがないと決済ができないので、スマホを忘れたりバッテリー切れの場合も同様にQRコード決済が行えません。
・悪用されるリスク
スマホを無くしたり盗難に遭った場合に、不正にQRコード決済をされるなどの悪用されるリスクが生じます。
・認知度が低い
QRコード決済を始めとしたキャッシュレス化の動きが進んではいますが、まだまだその認知度は低く利用者も少ないのが現状です。
利用者を増やすには、店舗側が利用を促すような働きかけを行う必要があるのが店舗側のデメリットといえます。
またQRコード決済は通信環境が必須となるので店舗側はインターネット環境を整備する必要性もあります。
◆まとめ
「PayPay」を始め、「LINE Pay」や「楽天Pay」といった大手がQRコード決済サービスを導入しており今後ますます広がりを見せていくでしょう。
利用者側にとって利便性も高くたくさんのメリットがありますが、QRコード決済サービスならではのデメリットもあります。
店舗側にとっては集客率を上げる効果も期待できます。
メリット、デメリットをよく考慮した上でQRコード決済導入を検討してみてはいかかでしょうか。 フォーザウィンはIT業界で働く仲間を募集しています! 経験、未経験は問いません。是非当社の採用情報をご覧ください。 採用情報を見る >