デザインの方向性を伝えたい時、自分の意図したデザインがうまく伝えられなくて困ったことはありませんか?
そんな時に役立つのがデザインのイメージや雰囲気などアイデアを共有することができるムードボードです。
今回はムードボードの基本的な使い方や活用方法についてご紹介いたします。もくじ
◆ムードボードとは
ムードボードとは、インテリアやファッション、Webデザインなどのデザイン分野でアイデアがより詳しく伝わるようにアイデアやコンセプトを画面や紙面に集めてコラージュしたものです。
例えば、「フェミニン」なデザインにしたい時、人によって「フェミニン」のイメージが違うことがあります。
そのような時にムードボードを用いてイメージや配色、キーワードなどを共有することでチーム内でのイメージのずれを防ぐことができます。
◆ムードボード作成のポイント
ムードボードはただ素材を集めればよいという訳ではなく、よりイメージを伝えやすくするように押さえておきたいポイントがあります。
・キーワードを決める
ブランドイメージなど訴えたいイメージの「キーワード」を複数あげて、その「キーワード」にマッチする画像やイラストを集めるようにします。
・除外リストを作成する
一度作成したムードボードを見返して、本当に求めているイメージと合っているか確認する作業も大切です。イメージと合わず除外したものは削除せずに「除外リスト」として残しておきます。そうすることでミスマッチイメージが具体化でき、今後のデザインの参考にすることができます。
・基準を決める
キーワードに沿っていくつも素材を集めても全体的に統一感がなくなってしまったり、まとまりがなくなる事があります。
そのような時には、キーワードに一番しっくりくる素材の基準を決めて、複数ある素材がそのイメージに近いかどうかで判断します。
◆ムードボードが作成できるツール
ムードボードは紙に素材を切り貼りしたり、PowerPointやIllustratorを使って素材を貼り付けて作成することもできますが、チームで共有するのは難しいかもしれません。
そこでチームでムードボードの作成を行うことができる、オススメのツールをご紹介します。
・Moodily
Moodilyは、必要な素材を指定して「アリ」か「ナシ」かのフリック操作を行うだけで簡単にムードボードを作成することができます。
・Pinterest
個人での利用が多いのがPinterestです。使い方も簡単でボード上に選択した画像をPinして保存するだけです。個人のボードを作成してチームメンバーをボードに招待することもできます。
・MURAL
アイデア出しの際に役立つツールです。付箋を貼り付けるような感覚で使うことができます。
・Niice
ドラッグ&ドロップで素材を挿入し、簡単にムードボードを作成することができます。GIFアニメや動画を挿入することもできます。直感的に使えるコメント機能もあり、チームで議論しながら使うことができます。
◆まとめ
良いデザインを作るためには、プロジェクトの初期にチームメンバーやクライアントの認識を一致させることが鍵です。
ムードボードを活用して、頭の中にあるイメージを具現化しプロダクトデザインに役立たせましょう。 フォーザウィンはIT業界で働く仲間を募集しています! 経験、未経験は問いません。是非当社の採用情報をご覧ください。 採用情報を見る >