プログラムを組むときに欠かせないのが、コンピューターに同じ処理を繰り返し実行させる時に使う「for文」です。
「for文」はJavaの基本文法であり、必ず覚えなければいけない文法の一つとも言えます。
今回はこの「for文」と、「for文」をさらに簡単でコンパクトにすることができる「拡張for文」についてご紹介します。もくじ
◆for文とは
Javaの繰り返し文のひとつが、「for文」になります。
特徴は、繰り返しのための初期化、条件、更新が書き方で明確にされているといった点で、繰り返し処理を行いたい条件を指定し、指定した終了条件に達した時に処理を終了し、次の命令に移るといったプログラムで、指定した条件式が成り立つ間、処理を繰り返します。
基本的な書式は下記のとおりです。
for(初期化式; 条件式; 変化式){ 実行する処理 }
1~5までの数の合計を出し、結果を出力するようにプログラムする時は、以下のように書きます。
int sum = 0; for (int i=1 ; i<=5 ; i++){ sum += i; } System.out.println("1~5までの合計は" + sum );
◆拡張for文とは
拡張for文とは、for文より簡単でコンパクトに書くことができるプログラムでJ2SE 5.0以降で使用できるようになりました。
拡張for文を使う対象は、配列とコレクションのようなIterableのサブタイプになります。
このような内容を、すべて取得してある操作を実行しようとするときに拡張for文が使えます。
基本的な書式は下記のとおりです。
for (型 変数名: 配列名もしくはコレクション名){ 実行する処理文; }
配列ナンバーから各要素の値を順番に取り出して合計を求める時には、以下のように書きます。
int total = 0; int number[] = {10, 20, 30, 40, 50, 60, 70, 80, 90, 100}; for(int score: number){ total += score; } System.out.println("合計=" + total );
◆for文と拡張for文の違い
for文は、指定した条件で繰り返し処理を実行する場合に使用されます。
しかし、細かい指定をするとプログラムが長くなってしまうといったデメリットがあります。
そこでfor文を簡潔にまとめられるように拡張for文が生まれました。
拡張for文の特徴としては、先頭要素から1つずつ値を取り出す処理しかできないといった点があります。
◆まとめ
for文も拡張for文も開発現場ではよく利用されます。
プログラムを組む際には必須ともいえるでしょう。
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