スマートフォンの普及により、カメラを持っていなくても、スマートフォンに搭載されている高機能なカメラで簡単に写真を撮ることができるようになりました。
何気なく撮っている写真でも、より美しく撮るには「構図」が大切です。
今回は、劇的に写真が上手く撮れるようになる基本の構図をいくつかご紹介いたします。もくじ
◆構図とは
そもそも構図とは、写真撮影の際の基本フォーマットのようなものです。
構図を上手に使うことができれば、見て欲しい場所に視線を誘導したり、写真を思ったように印象付けるなど、その写真の意図を見ている人に伝えることができるテクニックになります。
◆基本構図
・三分割法
まず最初に覚えてほしい構図が「三分割法」になります。
最も多く使われる構図で、「黄金分割」ともいわれます。
カメラのグリッド機能などを使って、画面を縦横にそれぞれ均等に3分割すると画面が9分割になります。
その交点となる4つの点に合わせて被写体を配置するといった方法です。
・対角線構図
被写体を画面の斜めに分割した対角線上に載せて撮る構図になります。
斜めから撮影することで奥行感が出てダイナミック感や躍動感を演出できます。
・三角形構図
画面のどこかに三角形を作って安定感を出す構図です。
底辺を広く撮ってポイントと合わせて三角形を作りその中に被写体を入れるようにします。
また、逆に写真の上底を軸にして写真の下半分に頂点を置くと、「逆三角構図」となり、スリリングな演出ができます。
・日の丸構図
写体を画面のど真ん中に持ってくる構図で、素人構図のように思われがちですが、実は上手に活用すればダイナミックで躍動感に溢れた写真を撮ることができます。
明確に撮りたいものを決めて、被写体に思い切り寄せてみたり、周囲を思い切りぼかすなどして中心に視線を集めるように意識すると効果的です。
・レイルマン構図
鉄道写真を撮るための構図で、鉄道カメラマンの中井精也さんによって考案されました。
三分割法と似ていますが、縦に4分割し、対角線に被写体を持ってくる構図になります。
三角形構図と日の丸構図の良いところを合わせ持っていて、動きがあってバランスの取れた写真を取ることができます。
◆構図の練習方法
構図を覚えるおすすめの練習方法は、自分で撮影してきた写真をトリミングして、いろいろな構図に当てはめる方法です。
構図はあくまでも目安なので必ずしもぴったりと構図にはまっていなくてはいけないという事はありません。
トリミングしながら、基本の構図の感覚を身に付けて、どんな印象の写真になるのかを覚えていくことが大切です。
◆まとめ
今まで無意識に撮影してきた写真の中にも、今回ご紹介した基本の構図に当てはまっているものもあるかもしれません。
また、今まで思うように上手に写真が撮れなかった、という方も構図の基本を知ることでバランスのよい写真が撮れるようになります。
雑誌などに載っている写真を見てどんな構図が使われているのか分析してみるのも、構図を身に着けるとても良い勉強になります。
まずはたくさんの写真を撮って、構図を意識することに慣れていきましょう。 フォーザウィンはIT業界で働く仲間を募集しています! 経験、未経験は問いません。是非当社の採用情報をご覧ください。 採用情報を見る >